第9回くどオフで使用した構築です。
結果
4-2で予選落ち
【簡易パーティ紹介】
【概要】
ラティアスを軸に常に選出できるような構築を作った。
ラティアスの対策として挙げられるメタグロスやカビゴンにしっかりと対応できるようにレジロックやギャラドス、ラグラージ、ソーナンスを採用した。
ラストは別の勝ち筋としてプテラを採用し、岩技が一貫している相手に勝ちやすい構成に仕上げた。
【構築経緯】
自分は現在に至るまで様々な身代わり起点構築を使ってきた。
しかし最近では吠えるや先制の爪、不用意にHPを削らせないで積む等、構築面立ち回りなどで対策され始めてきた。
そこで身代わり起点ポケモンをそれらの影響の受けにくい耐久面と素早さが高く、時には甘えるで強引に起点を作れるラティアスに目をつけた。
ラティアスを軸にするため、試作段階としてメタグロスに強く、身代わりラティアスと相性の良い電磁波展開のできるレジロックとギャラドス入りの構築の草案を作った。
gba-pinsir-is-weak.hatenadiary.jp
この並びを何度か試して対戦したところ手応えがあったため、こちらを詰めていくことにした。
これらの並びの弱点としてはソーナンスが非常に厳しく、切り返す手段が乏しかった。
そこでソーナンスを入れることで3世代特有の選出制限ルール*1を使い、相手のソーナンスを選出させないようにした。
これらの並びだとラティアス以外で大きな打点が見込みが無いため、瞬間的な縛りを作れる拘り鉢巻プテラを採用して岩技の一貫性があるパーティに圧力を掛けに行くことにした。
これで構築の基盤は完成したので最後は穴埋めを考えた。
岩技の一貫性が酷いため、地面タイプや鋼タイプを考えたがスイクンがきついように思えたので最低でも等倍で抗えるポケモンとしてラグラージを構築に入れた。
ラグラージの型はろくなアイテムが残っていないのでカムラの実を持たせたDQNラグにして電磁波展開もできるようにした。
このパーティでやすくにオフに参加した。
その結果、ラティアスで見れると考えていたスイクンにPP切れして負けたため、それらの対策を考える必要ができた。
考えられる手としてはラグラージの変更もしくはラティアスの技構成の見直しの2つだった。
ラグラージはサンダースやライコウへの変更、ラティアスは10万ボルトの採用が考えられる。
しかし、サンダースやライコウに変更すると岩技への一貫性がきついためラグラージを切ることはできない。
なのでラティアスの甘えるを切って10万ボルトにした。
甘えるラティアスの強さは何度か紹介しているため、カビゴンが多少出にくくなっていることを考慮して甘えるを切ってもワンチャンいけそうという考えからそうした。
副産物として甘えるが通らなかったメタグロスへの打点もできるようになった。
また、ラグラージの型も無邪気CSから陽気HSベースに変更して特殊耐久を上げ、スイクンへのささやかな抵抗とめざ草ライコウへの耐性を上げ完成に至った。
【パーティ詳細】
ラティアス
性格:臆病
実数値:161-*-130-136-152-178
努力値:44-*-156-44-12-252
特性:浮遊
持ち物:食べ残し
技:ドラゴンクロー、10万ボルト、身代わり、瞑想
調整
H:16n+1
B:
A205メタグロスの拘り鉢巻コメットパンチ確定耐え
A99サンダーのドリル嘴を高乱数で耐える
D:
C194サンダーの目覚めるパワー氷を2耐え
C:
H-D:207-135スイクンに10万ボルトで33.8%~
→ランクが同じスイクンを素眠りに追い込んだ後に落とせる
無振りサンダーをドラゴンクローで3発
HD:187-110メタグロスを瞑想2回で確定2発
S:最速
パーティの軸のラティアス。
耐久調整は甘えるを持っている配分よりも物理耐久を少し落として特攻に割いた。
サンダーのドリル嘴を意識している理由はラグラージの採用と関係がある。
ドリル嘴を採用するサンダーの大半がめざ草であるため、身代わりの意識する先としてはここが良いと考えた。
また、こちらのパーティに岩タイプ複数とラグラージがいるにも関わらず選出してくるサンダーはめざ草である可能性が非常に高いため、それをセットで考えこの調整にした。
副産物として拘り鉢巻メタグロスのコメットパンチも耐えることができるので予め他のポケモンで削っておくとメタグロスを倒すことができる。
技は、メインウエポンのドラゴンクロー、スイクンへの打点の10万ボルト、積み技の瞑想、状態異常回避の身代わり。
レジロック
性格:意地っ張り
実数値:187-166-220-*-122-70
努力値:252-244-0-*-12-0
特性:クリアボディ
持ち物:ラムの実
技:岩雪崩、地震、電磁波、大爆発
調整:
H-B:
A205メタグロスの拘り鉢巻コメットパンチを最高乱数以外耐え
H-D:
C177サンダーの10万ボルト2耐え
先発でも後発でも安定して立ち回ることができるポケモン。
ラティアスとの相性補完も良く、引き先として万能に使える。
配分は最低限の特殊耐久のサンダーの10万ボルト2耐え。
技は、メインウェポンの岩雪崩と起点作りの電磁波、起点回避の大爆発は確定。
残りはメタグロスに打点を持てる地震とカウンターで迷ったが、今回は地震を選んだ。
理由としてはレジロックのカウンターは警戒されるやすいのと地震2発+何かでメタグロスを落とせるので安定して打点の持てる地震を採用した。
ギャラドス
性格:意地っ張り
実数値:177-176-119-*-120-123
努力値:56-120-160-*-0-172
特性:威嚇
持ち物:カゴの実
技:目覚めるパワー飛行、地震、電磁波、眠る
備考:30-30-30-*-30-31の個体値なので理想値ではない
調整
H:XD対戦を意識した16n+1の調整
H-B:意地っ張り鉢巻メタグロスのコメットパンチ2耐え
S:
配分はメタグロスを意識した配分。
素早さはもう少し振れるが、今回は同速調整をしてラグラージ対策できればいいなという感じの配分にした。
技は格闘への打点のめざ飛行、メタグロスへの地震、起点作りの電磁波、サイクルを回せる眠る。
プテラ
性格:陽気
実数値:161-152-85-*-95-200
努力値:44-212-0-*-0-252
特性:プレッシャー
持ち物:拘り鉢巻
調整
H:XD対戦を意識した16n+1
H-D:C182ラティオスの10万ボルト高乱数耐え
A:
A205ヘラクロスの拘り鉢巻岩雪崩耐えのポケモンを最低乱数以外1発
S:最速
岩雪崩の一貫を作っているパーティに強い。
パーティ全体が遅めで起点を作られやすいので分身バトンや身代わり系統が厳しいのでそれらの対策としても採用した。
技構成はメインウエポンの岩雪崩、メタグロスへの打点の地震、格闘と光の粉対策の燕返し、プテラで一番打点の高い技の破壊光線。
ラグラージ
性格:陽気
実数値:193-134-121-*-111-123
努力値:140-28-84-*-4-252
特性:激流
持ち物:カムラの実
技:岩雪崩、地震、身代わり、我武者羅
調整
H:XD対戦を意識した16n+1
H-D:C166ライコウのめざ草耐え
S:最速
メタグロスに後出しできつつ電気や岩タイプを意識したポケモンとして採用した。
メタグロスを起点に身代わり我武者羅の展開を狙うことができる。
技はメインウエポンの地震、DQNラグの展開に必要な身代わりと我武者羅、残りは浮いているポケモンへの打点の岩雪崩にした。
岩雪崩はめざ霊が良かったが個体が間に合わなかったので今回は岩雪崩とした。
ソーナンス
性格:図太い
実数値:297-*-121-*-79-53
努力値:252-*-252-*-4-0
特性:影踏み
持ち物:イアの実
技:カウンター、ミラーコート、道連れ、アンコール
調整
HB:
A205メタグロスの拘り鉢巻コメットパンチをイアの実込み2耐え
メタグロスを意識した配分。
殆ど見せポケで選出しないが刺さっている相手には出していきたい。
技構成はソーナンスのテンプレなので割愛。
【基本選出】
基本選出
レジロック+ラティアス+ラグラージorギャラドスorソーナンス
oror
レジロックから展開して盤面を調整する。
主に電磁波で麻痺らせたり削ったりしてからラティアスの着地を狙う。
後発にはメタグロスに強いコマを採用してラティアスへの負担を減らす。
プテラが刺さっている相手
++or
ラグラージとギャラドスはメタグロスの対策として選出していく。
【反省点】
スイクンに対して強くなったものの、カビゴン+スイクン+ゲンガーの並びで出てくると厳しい部分がある。
これらの構築に関してはソーナンスで強引にサイクルをカットして立ち回ろうと考えていたが、ソーナンス入りの場合選出できないため対策になっていなかった。
特にスタン系の構築はこういった並びをしていることがあるのでかなり厳しい。
一貫している岩雪崩で押し切る以外の勝ち筋を考えるべきだったと思う。
対策は正直思いつかないので今回はこれで完成としてまた別のパーティを考えていこうと思う。