先日の大会で使用した構築です。
優勝できなかったので供養します。
【概要】
前回のラティハッサムから方向転換して対応範囲の広い構成を目指した。
ライコウを意識したユキノオー、ミラー対策にエンテイを採用してラティハッサムの不利な相手を減らし基本選出のラティハッサムガブをより強くできるようにした。
前回のラティハッサム
gba-pinsir-is-weak.hatenadiary.jp
【構築経緯】
概要にある通りラティハッサムガブをより通しやすい構成を目指した。
今回のラティハッサムは今までにない試みとしてユキノオーを採用した。
天候系(バンギラスとユキノオー)の採用はラティハッサムのミラーマッチにおいてハッサムが重くなるため、今まで避けてきた。
しかし環境の変化からスイクンやライコウの増加に合わせてラティオスの選出が増えてスイクン、ライコウ＋バンギラス入りに対して多少不利と感じていたので構築に変化を与えるためにユキノオーを採用した。
ユキノオーを採用することで今まで厳しかった天候系のパーティ(雨やユキトド)に対して対応ができるようになった。
ただ前述の通りユキノオーを入れることで対ハッサムがかなり厳しくなったのでそれらの対策としてギャラドスとエンテイを採用した。
ギャラドスはスイクンと互換のあるポケモンだがスイクンはC振りだとしてもハッサムへの遂行が遅れるので最終的に撃ち負ける場面が多く出た。
そこで拘り鉢巻ギャラドスに変更することで即時打点を稼げるようになりサイクル戦でより早い遂行を行えるようになった。
また地面の一貫性を消すことができるためガブリアスへ強くなった。
エンテイは対ハッサムの他、相手の拘りポケモンの技固定やスイクンの崩し、苦手なユキトドへの解答として幅広い対応範囲を持つことができた。
ラティハッサムガブの選出のしやすさを上げる構築を目指したら立ち回りと選出次第で様々なパーティに対応できるようになった。
【パーティ詳細】
ラティオス
性格：臆病
実数値：155-*-100-182-131-178
努力値：0-*-0-252-4-252
特性：浮遊
持ち物：拘り眼鏡
技：流星群、竜の波動、波乗り、雷
調整
CS：全振り
説明不要の大エース。
水や電気タイプを起点に流星群でゴリ押しする。
技構成はメイン打点の流星群、ヒードランに打点のある波乗り、ハッサムの調整を崩せる雷、安定打点の竜の波動。
ハッサム
性格：意地っ張り
実数値：175-170-121-*-108-107
努力値：236-36-4-*-60-172
特性：テクニシャン
持ち物：オッカの実
技：バレットパンチ、蜻蛉返り、羽休め、剣の舞
調整
HD：
拘り眼鏡C182ラティオスの流星群を乱数1.5耐え
A：
H-B:207-130バンギラスを蜻蛉返りで確定2発
H-B:209-121ガブリアスの身代わりを蜻蛉返りで確定で割る
H-B:171-100ボーマンダをA+1バレットパンチで確定2発
S：
4振りスイクン抜き
ラティオスとともにこのパーティの根幹。
変更するところがなかったのでそのまま流用した。
ガブリアス
性格：意地っ張り
実数値：183-200-115-*-106-154
努力値：0-252-0-*-4-252
特性：砂隠れ
持ち物：拘りスカーフ
調整
AS：全振り
ラティハッサムの最強の相棒。
前回からの変更点としては意地っ張りに変更してハッサムへの地震のダメージを大きくした。
ガブリアスミラーで不利を取るものの他で厚めに見ているので問題ないと判断した。
ギャラドス
性格：意地っ張り
実数値：191-179-100-*-122-125
努力値：164-140-4-*-12-188
特性：威嚇
持ち物：拘り鉢巻
技：アクアテール、氷の牙、ストーンエッジ、寝言
備考：実際使用した個体を最適化した配分
調整
H：16n-1
HB：
A182ガブリアスの逆鱗を威嚇込み最高乱数2連続以外2耐え
HD：
達人の帯C155スイクンの目覚めるパワー電気を最高乱数以外耐え
A：
H-B:207-131バンギラスをアクアテールで確定1発
H-B:175-141ハッサムをアクアテールで確定2発
H-B:183-110ガブリアスを氷の牙で確定1発
H-B:252-105サンダーをストーンエッジで乱数1発
H-B:197-150サンダーをアクアテールで乱数2発(91-108ダメージ)
→羽休めに実質固定できるため、眼鏡ラティオスの交代が安定する
S：
最速バンギラス抜き
ミラーやバンギドータ系統への圧力として採用した。
鋼タイプに非常に強いためラティオスが捕まりがちなハッサムやドータクンへの安定した後出し先となる。
汎用型スイクンと違い地面の一貫性を切ることができるため、ガブリアスへ強めになっている。
ラティオスやサンダーへの強い負担を掛けられるためスイクンよりもサイクル戦で戦いやすい。
一方でスイクンと違い対面ではラティオスやサンダーにはノーチャンなので一貫性に気をつけて選出したい。
ユキノオー
性格：臆病
実数値：165-*-95-144-106-123
努力値：0-*-0-252-4-252
特性：雪降らし
持ち物：気合の襷
技：吹雪、草結び、守る、宿木の種
調整
CS：全振り
やることはシンプルで守るで技を固定しながら定数ダメージを稼ぎ、有利対面で吹雪や草結び、宿木の種で削りを入れていく。
最終的な目標としては拘りスカーフガブリアスやハッサムの全抜き圏内まで入れることを考えながら立ち回っていく。
ノオーガブやノオーエンテイなど相性の良い並びが多いので選出はしやすい。
エンテイ
性格：臆病
実数値：209-*-119-110-95-167
努力値：148-*-108-0-0-252
特性：プレッシャー
持ち物：食べ残し
技：火炎放射、毒々、守る、身代わり
調整
H：
16n+1、身代わりのHPが51
H-B：
S：
最速
水ポケモンを呼びやすいことを逆手に取って毒々で削ってラティオスの圏内に入れることができるため耐性面も含めてラティハッサムと相性が良い。
何よりもユキトドに強いためラティハッサムの弱点を潰している。
ギャロップやヒードランとの差別化としては耐久値の高さがあり、ガブリアス相手でも一度だけなら突っ張ることができるのはメリットになる(毒々のダメージ稼ぎ等)。
【基本選出】
対砂パ(バンギラス＋ドータクン＋ガブリアス等)
+ororor
基本的にはハッサム+ラティオス+ガブリアスの選出でラティオスで流星群の試行回数増やす立ち回りを目指す。
ライコウやスイクンがいない場合はギャラドスを選出してよりイージーウィンを狙っても良い。
ユキノオーはスターミーやジュカインなどがいる場合は選出する可能性がある。
対電磁波砂
+oror
通常の砂パと判別不明なので電磁波砂パかな？と思った場合はノオーガブ選出をしてどちらでもある程度対応できる選出する。
対ラティハッサムミラー
++oror
後発で立ち回りが大きく変わってくる。
・ガブリアスの場合
序盤はラティオスで流星群を打ちサイクルを回しハッサムのHPを残しつつ終盤に向けてハッサムとガブリアスどちらで抜くかを考えて立ち回る。
ラティオスはスイクンをある程度削ることができれば雑に扱っても問題ない。
・ユキノオーの場合
ラティオスはなるべくHPを保ってギャラドス等への解答として残しておく。
・エンテイの場合
多少強引でもエンテイを後出ししていき呼びやすいガブリアスやスイクンに対して毒々を撒き、身代わり守るで遅延しながらラティオスの竜の波動圏内に入れる。
対ライコウドータ(バンギ無し)
+ororor
催眠受けのガブリアスかギャラドスを選出してドータクンへ解答を作っておく。
裏のライコウへはユキノオーかラティオスを選出しておけば問題ない。
対ノオードラン
++oror
ノオードランはギャラドスが苦手であるためそれを突いていく。
後発は誰でもいいがエンテイにする場合はヒードランのPPを枯らす気持ちで対戦することになるので覚悟が必要。
対ギミック(手動天候やトリパ)
＠3(ギャラドス以外)
orororor
構築を見ないと対処できない部分が多いので起点になりやすい鉢巻ギャラドスを除いた全てのポケモンが選出される可能性がある。
あえて言うならエンテイやユキノオー、ハッサムは遅延しやすいポケモンでトリル対策しやすい。
ラティオスとガブリアスは耐性が良く数値が高いため一撃で倒されにくい 。
これらを総合的に考えて選出する(つまり決まっていない)
【反省点】
大会では構築ミラーで立ち回りミスもあり負けた。
