結果
竜王戦予選 7-0 1603
【概要】
低火力の受けポケモンやコスモパワー型のムゲンダイナを起点に全抜きできるゴチルゼルを採用したパーティ。
TOD狙いを装いつつゴチルゼルでコスモパワーを積み、隙を見て悪巧みからアシストパワーで全抜きを狙う。
サブプランとしてムゲンダイナを採用している。
【構築経緯】
ムゲンダイナ入りの受けサイクルを嵌めるために影踏みゴチルゼルで全抜きする構築を思いついた。
鮎風(@drillTQ)さんに相談した所、毒菱アギルダー+HBサンダー+積みムゲンダイナという並びを考えていたので不毛なミラー対策にゴチルゼルを組み込んで構築を考えた。
アギルダー+サンダー+ムゲンダイナ+ゴチルゼルで見れないザシアンやゼルネアスの対策に拘りスカーフメタモンを採用してストッパーとした。
最後にスイーパー兼バンギラス対策として拘り鉢巻ゴリランダーを採用してこの構築となった。
【パーティ詳細】
アギルダー
性格:臆病
実数値:155-*-60-152-81-216
努力値:0-*-0-252-4-252
特性:軽業
持ち物:気合の襷
技:虫のさざめき、アシッドボム、ギガドレイン、毒菱
調整
CS:全振り
毒菱撒き兼起点作りキャラ。
ムゲンダイナの技範囲を広げるために毒々以外での毒撒き役として採用した。
特性を軽業にしているのはレジエレキやジオコントロールをしたゼルネアスの上から殴るため。
火力が低いと舐められがちだがアシッドボムの特防ダウンで削れるため交代誘発を起こせる。
またナットレイ等のポケモンを強烈に呼ぶことができるためゴチルゼルの起点の前座にしやすい。
技構成は最低限殴れる虫のさざめき、起点回避のアシッドボム、毒菱は確定。
ギガドレインは選択でアンコールや欠伸、蜻蛉返りなどでも良かったかもしれない。
サンダー
性格:図太い
実数値:197-*-150-145-111-120
努力値:252-*-252-0-4-0
特性:プレッシャー
持ち物:アッキの実
技:放電、暴風、羽休め、バトンタッチ
調整
HB:全振り
アッキの実持ちの物理耐久特化しているため大概の物理ポケモン相手には有利を取れる。
技構成はサイクルを仕掛けるような相手に刺さる放電、ダイジェットを打てる暴風、回復技の羽休め、アッキの実を後発に引き継がせるバトンタッチにした。
ゴチルゼル
性格:穏やか
実数値:177-*-116-115-178-85
努力値:252-*-4-0-252-0
特性:影踏み
持ち物:食べ残し
技:アシストパワー、コスモパワー、悪巧み、眠る
調整
HD:全振り
このパーティのエース。
竜王戦の環境では超高火力ポケモンをシャットアウトするために高耐久の低火力ポケモンを多く採用されている。
具体的にはヌオー(対ザシアン)やナットレイ(カイオーガ)等のポケモンが構築入りしやすいのでそれらを起点にできるゴチルゼルを採用した。
HDに振っているためでヌルい火力のディアルガやムゲンダイナなどを起点にしていける。
技構成は火力を出せるアシストパワー、BDを上げれるコスモパワー、Cを上げられる悪巧み、毒々対策の眠る。
ゴリランダー
性格:意地っ張り
実数値:207-194-110-*-91-105
努力値:252-252-0-*-4-0
特性:グラスメイカー
持ち物:拘り鉢巻
技:グラススライダー、ウッドハンマー、蜻蛉返り、叩き落とす
調整
HA:全振り
Hは最低限サイクルを回せるように振っている。
技構成は火力の出るグラススライダーやウッドハンマー、サイクル戦を有利にする蜻蛉返りは確定。
叩き落とすは選択技で黄昏ネクロズマ等への申し訳程度の打点として入れた。
ムゲンダイナ
性格:臆病
実数値:241-*-146-166-116-172
努力値:204-*-244-4-4-52
特性:プレッシャー
持ち物:黒いヘドロ
技:ダイマックス砲、火炎放射、コスモパワー、自己再生
調整
H:
・16n+1(黒いヘドロとグラスフィールドの最大効率配分)
HB:
・A222ザシアンのA+1巨獣斬を通常+B+1で黒いヘドロ込み高乱数2耐え
HD:
・C222カイオーガの冷凍ビームをB+1で黒いヘドロ込み高乱数2耐え
C:
・ダイマックス砲でH-D:247-116ムゲンダイナを162~(急所で落とせる)
・火炎放射でH-D:168-136ザシアンを確定2発
S:
最速ウツロイド抜き+2(同型のムゲンダイナ+1)
このパーティの第二エース。
基本的な配分はユウキさんの構築詳細を参考にした。
上記の記事では配分効率が悪かったのと素早さラインを同型よりも上げたかったので配分を変えている。
技構成は打点の出るダイマックス砲、鋼に強い火炎放射、積み技のコスモパワー、回復ソースの自己再生。
毒々はアギルダーの毒菱でカバーすれば良いと判断して外している。
メタモン
性格:生意気
実数値:155-*-68-68-74-61
努力値:252-0-0-0-0-0
特性:変わり者
持ち物:拘りスカーフ
技:変身
調整
H:全振り(他は必要ないので振っていない)
ザシアンやゼルネアス対策の枠。
伝説戦ではコピーしたら強力なポケモンが多いため入れ得。
【基本選出】
・対ムゲンダイナ、ディアルガ、カイオーガ等
アシッドボムからアギルダーを切ってゴチルゼルを展開してコスモパワーを積み、隙を見て悪巧みから全抜きを仕掛ける。
ゴチルゼルが急所で落とされた時の保険でムゲンダイナを裏に置いている。
・対黄昏ネクロズマ等
鋼タイプを呼びやすい構築なのでサンダーでいなしつつゴチルゼルを上手く展開する。
・対ゼルネアス、ザシアン等
アギルダーで対面を上手く操作してメタモンで処理しつつゴチルゼルかムゲンダイナを展開する。
対ザシアンはアギルダーでザシアンを呼びつつメタモンでコピーし、コピーしたメタモンの対策に出てくるヌオー等をゴチルゼルキャッチして詰めに行く。
対ゼルネアスはアシッドボム連打で特防ダウンするのでジオコントロールを詰ませてメタモンでコピーすることでダイマックスゼルネアスもダイマックスを切らずに処理することができる。
・対ムゲンダイナ+バンギラス等
サンダー+ゴリランダー+ゴチルゼルorムゲンダイナorメタモン
サンダーとゴリランダーでサイクルをしてゴチルゼルやムゲンダイナに繋げる。
どちらも選出が厳しい場合はメタモンを選出して強引に対処する。
【反省点】
全く対戦せずに環境もほぼ知らない状態でぶっつけ本番の竜王戦であったが目標であったレート1600と勝ち越しをあっさり達成したのでそれなりに強い構築であったと言える。
しかしながらサンダー、ゴチルゼル、ムゲンダイナいずれが絡んでもTOD展開に近い形になるので一試合が長くなってしまいモチベーションを削がれてしまった。
対戦数をこなしてくれば構築の穴が見えてくるはずなので今後の参考にするため潜り続けるべきなのだがいかんせん面白い試合展開にならないので先に飽きが来てしまった。
特にヒードラン入りは一度も対戦していないので上位と対戦したらおそらくそれらで躓くと思われる。
普段から受けループ等の長い試合展開の構築を使っている人はメンタルが強いのかなにかしらの対策をしているのかわからないが凄いなという気持ちにしかならなかった。
今後の公式大会でこのような構築を使う際には日頃からトレーニングをするべきかなと思った。